カテゴリ: 二十四節気養生
【24節気】小寒、大寒
1月5-6日は小寒であります。この季節になりますと、三九が始まります。「三九」とは一年中一番寒い時期であります。一九、ニ九、三九に分かれますが、だんだん寒くなります。
この時期は身体の温かいエネルギーを失わないようにすることが大切です。冷えてしまうと、普通の冷えとは違い、身体内部に残って後々様々な症状として現れます。食べ物は、季節的に海鮮物が多くなると思いますが、毎日食べることはないようにしましょう。特に蟹、海老は気を付けましょう。
1月19-21日は大寒であります。名前からも分かる様に、とても寒い時期であります。24節気の最後の季節になります。
中国ではこの時期の後にすぐ旧正月がきます。寒い季節を終わりに来年の春を迎えるため、春節といいます。大寒は一番寒い季節ではありますが、家族が皆んな故郷に戻り、家族と一家団欒をするこで、身体は寒いけれど、こころは何とも言えない暖かさで覆われてます。
このさきは、自然の寒いエネルギーが減って、温かいエネルギーが増えてきますから、あともう少しで春の風が肌に触れてくると思います。
今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2020年1月10日 カテゴリ:二十四節気養生, 医院ブログ
【24節気】大雪、冬至
12月7-8日は大雪であります。気温がより下がり、寒い感じがしっかりと伝わります。この季節になりますと、身体は蓄える力が非常に高まっているため、身体を補うように体に良い食べ物を多く撮ると良いでしょう。
「冬天進補、開春打虎」と言う言葉があるように、この時期に補っておくと、来年の春に虎を狩猟しに行きたくなるくらい元気がでますよとの意味です。春になると朝の眠気がどうしてもつらい方がいると思いますが、この冬の時期にちゃんと補ってみたらいかがでしょう。
12月21-22日は冬至であります。冬至は一年中、夜が一番長く、昼が一番短い時期であります。冬至以降からは少しずつ昼間が長くなりますが、身体の中も変化が現れ始めます。まだまだ、大きく変化する時期ではないため、生活を大きく変える必要はありません。これからは春に向けて天候も変わるんだなと言う意識があれば十分ですね。年明けたら新しい何かを計画してみよかななど、良いではないでしょうか。
今日はここまでにしたいと思います
また、次回を楽しみにしてください
禹^^
日付: 2019年12月14日 カテゴリ:二十四節気養生, 医院ブログ
【24節気】立冬、小雪
11月7-8は立冬であります。天気の寒さをしっかり感じるようになりました。これからは、本格的に冬に入っていきますが、首のマフラーを皆さんしていますでしょうか?
町で歩いている首の開いた服装をしている人は、いまだに多いですが、寒い風邪は、人の首から入りやすいので、首回りをしっかり守りましょう。
立冬になりますと、中国の北方では餃子を食べます。もちろん、日本でいう焼き餃子ではありません。水餃子であります。言い伝えでは、餃子の形が耳に似っているから、寒い冬に耳が凍らないように餃子を食べるといっています。皆さんも、家族や友達と一緒に餃子作りをしてみたらいかがでしょう。
11月22-23日は小雪であります。雪が少し降り始めるから、小雪という名前になっています。冬は「収蔵」する季節ですから、外に出るよりもお家でゆっくりしたり、お茶を楽しみながら穏やかにすごすと良いでしょう。冷えはしたから、入ってきますから、足首をしっかり守る様に厚着をするといいと思います。
食べ物は、他の季節より肉を増やすと良いでしょう。羊肉、鶏肉、牛肉などを食べてください。野菜は、根野菜をメインに、長芋、にんじん、蓮根、カボチャ、ジャガイモ、さつま芋、里芋を食べてください。
来年の春と夏に向けて、今年の冬はエネルギーを蓄えて、食事を豊かに、睡眠も多めに、行動は少なく、気持ちは穏やかに過ごしましょう。
今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2019年11月11日 カテゴリ:二十四節気養生, 医院ブログ
【24節気】寒露、霜降
10月7-9日は第17節気、寒露であります。乾燥と共にこれからは、寒くなり、朝の気温が少し冷たく感じます。一日の気温の差が大きく、陽射しの感じも色が変わり、何となく黄色が交わっている様に夕焼けが長く感じます。凄涼な気持ち、寂しい気持ちもこの季節にはなりやすくなりますが、秋の特徴ですから少し沈み気味であってもあまり気にしない様にすると良いでしょう。
10月23-24日は第18節気、霜降であります。この季節になりますと、気温さがより大きくなり、紅葉のいい季節であります。「きれいに染まった紅葉は春の花より美しい」と言いますでしょう。まるで、熟した人生の後半を語っているように思われますね。
この時期には人の六欲中の色欲を満たせる良い時期であります。「色欲」とは目で美しい色を観賞し、心を豊かにするとの意味であります。この季節には、登山など、自然に向かって一度黄色と紅色の森林浴をすると良いでしょう。秋の寂しさの対応になると思います。
柿のおいしい時期ですが、果物の中でもより冷たい性質を持ってますから、海鮮物と一緒に食べたりしない様に気をつけてください。
今日は、ここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2019年10月9日 カテゴリ:二十四節気養生, 医院ブログ
【24節気】白露、秋分
9月7-9日は24節気の第15節気、白露であります。この季節は風が徐々に増えてきます。大気の潤いはこの風に乾くようになり、燕なども天候に合わせ南に移動し始めます。自然のものが少しずつなくなる季節です。ですから、気持ちが寂しくなったり、悲しくなったりすることも多くなるでしょう。
この季節には、乾燥を防いで、特に鼻や気管支を潤すように果物を普段より食べるようにするとよいです。おすすめは梨であります。
9月22-24日は24節気の第16節気、秋分であります。この季節になりますと、「一候雷始收声,二候蟄虫坯户,三候水始涸」といい、雷が少なくなって、昆虫などは洞の穴を閉じ、雨が減り乾燥するとのことです。簡単に説明すると、降水量が少なくなり、動物も冬の準備をし始めるとの意味です。
ですから、人もこの季節になると激しい運動を少し抑えて、何か大きな計画など立てるよりは、整理をしたり、これまでのことを振り返る良い季節になります。何よりも乾燥に対応しながら生活すると良いでしょう。
今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^_^
日付: 2019年9月10日 カテゴリ:二十四節気養生, 医院ブログ
【24節気】立秋、処暑
8月8日は立秋です。この季節はまだまだ暑い日が続きます。三伏中の末伏がこの季節のあたりになります。夏至も終わり、昼間の長さが少しずつ短くなってきてるのが分かります。昼間は暑いでしょうけども夜になると少し涼しく感じます。
都会での生活はなかなか自然の変化を感じにくいですが、この季節は末伏が一緒に入ってますから、1番重要なのは、熱中症です。水の補給は常に心かけてください。冷たい飲み物は出来るだけ飲まないようにすることが胃腸を守るようになるでしょう。
8月22-24は処暑です。この季節は熱い夏が終わりにむかえている意味です。立秋は夜の温度の差が少し分かる程ですが、処暑は涼しさを感じるようになります。気温が少しずつ下がりますから、秋の季節に向けて準備をする意識を持つと良いでしょう。意識をするだけでも、身体は秋に対応できる身体つくりをしますから、行ってみるといかかでしょうか。
今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2019年8月20日 カテゴリ:二十四節気養生, 医院ブログ
【24節気】小暑、大暑
7/7-8日は小暑、7/22-23は大暑になります。この季節は暑邪が多くあり、湿気と熱が交わる時期となります。この時期は熱中症に気をつけなくてはなりません。人の身体の中、頭が熱を1番多く持ちます。夏の熱が頭に対して熱と湿気が悪さをし、めまいや吐き気、下痢などの症状が現れます。時には人の命まで奪うこともありますので、暑さ対策する様に心がけましょう。
予防としては、日当たり時間が長すぎないようにすること、食べものは瓜科のきゅうり、ごうや、西瓜を味噌や塩を少しかけて食べるといいです。もちろん冷やして食べない方がよいことと、西瓜は夏の大好物ですが、食べすぎると逆に熱が現れ、口内炎になることもあります。塩を少しかけて食べると予防できます。なにより多くならないように気をつけましょう。
今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^_^
【24節気】夏至
6月21日は夏至でございます。夏至は一年の中で、昼間が一番長い日であります。
梅雨の時期が終わると猛暑が訪れてきます。この時期は、人の体は中を冷やし、暑い気候に対応できるように働きます。皮膚にある毛孔から外とのガス交換が非常に頻繁になりますので、空調の風や、バイク、自転車のあたり風も体内に入りやすくなります。それによる、関節痛、筋肉痛、内臓の冷えにもつながる可能性があります。
暑い気候に対応するため、体内を冷やしていますから、胃腸は冷えやすい状態であります。冷たい飲み物でシャキーとしたいでしょうけども、冷たいものは熱がこもるようになり、体温調整がうまくできず、更に熱くなります。そして、また冷たい飲み物を好むでしょう。夏のおすすめしたい食べ物は麺類でございます。油や濃すぎる食べ物はなるべく避けるようにしたほうが、夏の弱い胃腸に優しいと思います。
今年の夏は白湯を飲んで、身体が自然と健康的に体温調整をすることを体験してみたらいかがでしょうか。
今日はここまでにしたいと思います。
次回を楽しみにしてください
禹^_^
日付: 2019年6月10日 カテゴリ:二十四節気養生, 医院ブログ
【24節気】立夏、小満、芒種
24節気の第7番目は立夏(5/6)でございます。春の季節は終わり、本格的な夏に入ります。万物はのびのびと成長し、大自然の五色玲瓏なお花や薄いみどりをした新芽も、濃い緑色と共にいつの間にか青い空と顔を当てている様に感じます。蛙の争うなき声が微妙に癒される豊かな夏の季節です。
24節気の第8番目は小満(5/21)でございます。小満になりますと、植物は実ができ少しずつ熟していきます。成長することに忙しかった春と違って、少し落ち着いた感じの季節になっていきます。雨の量はより多くなっていくでしょう。
24節気の第9番目は芒種(6/6)でございます。芒種は忙種ともいいますが、収穫が遅い植物の種まきや、小麦の収穫などで夏の一番忙しい季節でもあります。虫なども活発に動いてきますし、蚊などによる感染を気を付ける必要があるでしょう。
立夏、小満、芒種この季節は湿気が多いため、湿気対策は不可欠です。そして、小豆、緑豆を良く食べるようにすると良いです。冷たい食べ物はなるべく取らない様にした方が良いです。胃腸の病気にならない様に予防していきましょう。暑くなるからエアコンも冷たい風になると思いますが、夏は皮膚の毛孔が開きやすいため、冷たい風が身体の内部に入りやすくなります。その冷えは、冬に冷えるより身体には悪いですから、是非意識して自分を守るようにしてください。
今日はここまでにしたいと思います。
また、次回を楽しみにしてください。
禹^^
【24節気】啓蟄、春分、清明
24節気の第3番目は啓蟄(3/6)でございます。啓蟄は虫を驚かす意味で、まだ冬眠から目覚めていない昆虫や蛇、蛙などを起こします。動物などもこの時から動き始めます。この時期になりますと、雨の日が増えるのはもちろん、雷がなったりしますが、自然の万物は成長も行動も活発になるでしょう。
この時の人の身体は、積極的に色々なことを始めていくと、前向きに進行しやすいと思います。例えば、朝起きるのがつらかったり、身体が動くまで時間がかかったりする方がいると思いますが、その理由に肝機能を中心とした内臓機能が弱くなっていることが考えられます。冬に身体をきちんと養っておけば、春を向かえても疲れは残らなくてすむでしょう。
24節季の第4番目は春分(3/21)でございます。春分は、昼間と夜の長さが同じでありますが、それを陰陽平衡な季節といいます。身体的には、負担が少なく過ごしやすくなります。春分頃に気分が上がり過ぎたり、落ち込んでだりする状態は、身体の陰陽バランスが乱れている証拠です。気分が上がり過ぎたら、冬に無理をせず穏やかに生活するように、身体を養うことを心掛けると良いでしょう。逆に気分が落ち込んでいたりする方は、夏に冷える食べ物を少なくし、太陽を良く浴びることをお勧めします。少しの気づかいが、今後のあなたの身体を養うことにつながるのです。
24節季の第5番目は清明(4/5)でございます。この時期になりますと、気圧が変化し、上に昇っていくようになり、吹く風も多くなります。この季節になるとお墓参りや祭などの催しが多くなり、気持ちをすこし落ち着かせて、行動も少し抑えめにするように工夫する季節でもあります。清明の季節の後は、空中に水分が多くなり、気温も高くなり、水分が上空に集まってきます。集まった水は雨になり降りてきますが、湿気が高くなります。この季節には、酒、濃厚な食べ物、油濃いもの、肉、冷える食べ物を少し減らし、辛い食べ物を少し増やすと良いでしょう。
今日は、ここまでにしたいと思います。
また次回を楽しみにしてください。
禹^^