【24節気】啓蟄、春分、清明
24節気の第3番目は啓蟄(3/6)でございます。啓蟄は虫を驚かす意味で、まだ冬眠から目覚めていない昆虫や蛇、蛙などを起こします。動物などもこの時から動き始めます。この時期になりますと、雨の日が増えるのはもちろん、雷がなったりしますが、自然の万物は成長も行動も活発になるでしょう。
この時の人の身体は、積極的に色々なことを始めていくと、前向きに進行しやすいと思います。例えば、朝起きるのがつらかったり、身体が動くまで時間がかかったりする方がいると思いますが、その理由に肝機能を中心とした内臓機能が弱くなっていることが考えられます。冬に身体をきちんと養っておけば、春を向かえても疲れは残らなくてすむでしょう。
24節季の第4番目は春分(3/21)でございます。春分は、昼間と夜の長さが同じでありますが、それを陰陽平衡な季節といいます。身体的には、負担が少なく過ごしやすくなります。春分頃に気分が上がり過ぎたり、落ち込んでだりする状態は、身体の陰陽バランスが乱れている証拠です。気分が上がり過ぎたら、冬に無理をせず穏やかに生活するように、身体を養うことを心掛けると良いでしょう。逆に気分が落ち込んでいたりする方は、夏に冷える食べ物を少なくし、太陽を良く浴びることをお勧めします。少しの気づかいが、今後のあなたの身体を養うことにつながるのです。
24節季の第5番目は清明(4/5)でございます。この時期になりますと、気圧が変化し、上に昇っていくようになり、吹く風も多くなります。この季節になるとお墓参りや祭などの催しが多くなり、気持ちをすこし落ち着かせて、行動も少し抑えめにするように工夫する季節でもあります。清明の季節の後は、空中に水分が多くなり、気温も高くなり、水分が上空に集まってきます。集まった水は雨になり降りてきますが、湿気が高くなります。この季節には、酒、濃厚な食べ物、油濃いもの、肉、冷える食べ物を少し減らし、辛い食べ物を少し増やすと良いでしょう。
今日は、ここまでにしたいと思います。
また次回を楽しみにしてください。
禹^^