新型コロナウイルス予防

この1か月、新型コロナウイルスの影響で皆さんの心配と不安は高まっています。今日は東洋医学的に予防できる方法をお伝えしたいと思います。

東洋医学では、昔から伝染病「疫病」に関しての研究がすすんでおります。インフルエンザが毎年型式が変わるのと同じで、「疫病」もその年の気候の特徴によって変わります。これを「五運六気」といいます。

どの型の「疫病」であっても変わりないのは、自己防衛のことです。予防として大切なのは、避けることと自己免疫を高めることです。

人が多い場所はなるべく避けて、手洗い、うがい、マスク着用は基本です。それに加えて、お灸の煙を室内に拡散させることがあります。それから、身体に3カ所程、お灸をすえることです。市販でのせんねん灸も良いです。お灸の煙は室内を殺菌し、温かいお灸は免疫を高めることになります。

東晋の医学家葛洪先生の「肘後備急方」には、「以艾灸病人床四角,各一壮,令不相染」と記載があります。簡単に訳すると、よもぎを部屋に焚いて置くと感染予防になるとのいみです。

唐代の薬王でる孫思邈先生の『備急千金要方』には「凡人吴蜀地游宦,体上常须两三处灸之,勿令疮暂瘥,则瘴疠、温疟毒气不能著人也。」と記載があります。簡潔に訳すると、身体に三カ所のお灸は伝染病の予防になるとの意味です。

中国はこの1か月間の間に病院や医療機関などで、よもぎの煙を室内に出し、感染予防対策をするところが多くあります。

久心康では、毎日次亜塩素酸を使って消毒対策をし、よもぎの煙も必ず朝1度出すようにしてあります。施術者私自身にはお灸をやって予防しております。それから生姜と蜂蜜を混ぜてお茶としてこの時期に良く飲んでおります。生姜は特に病邪が入ってくることに対して効果があります。生姜を常に身に付けている方法は「孫思邈」先生の予防対策であります。よろしかったら皆さんもやってみてください。

後、もう少し意識して対策していれば、この時期も過ぎてしまうと思いますので、一緒にしっかりと予防していきましょう。

禹^^

久心康 | 池袋の鍼灸院 久心康

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