秋の宝【梨】
出勤の朝の散歩、街のキンモクセイの香りが秋を運んできたの様に鼻をひびかせています。
秋季は風が増え乾燥しやすくなり、特に身体の気管支と肺に影響が現れます。今回は皆さんに秋の果物王子「梨」を紹介したいと思います。
中医学では「梨」は味は甘酸、性質は涼、生津、潤燥、清熱、化痰、熱咳、便秘に効果があるといいます。秋になると気管支が乾燥して咳なども出やすく、皮膚の乾燥、鼻の乾燥になります。また、腸内も乾燥しやすくなり便秘にもなりやすいため、今の季節は梨を食べることが非常によいと思います。
梨をそのまま食べるとしたら多くて半分以上にはならない様にしてください。冷たい性質ですから胃を冷やしてしまいます。もちろん冷蔵庫から出してすぐ食べるよりも、常温にして食べてください。
皮をよく捨てる人が多いですが、皮と生姜を入れて氷砂糖も少し入れ5分ほど水と一緒に煎じて飲むと気管支をよくする漢方になります。普通のお茶よりも季節限定の梨のお茶も良いのではないでしょうか。家族の方も喜ぶでしょう。
もう一つは梨を丸ごと種だけ取り出して中に蜂蜜を入れ10分程蒸して梨と蜂蜜を一緒食べます。秋になると空咳を出しやすい方は是非この食べ方をしてみてください効果があります。
秋の季節は梨だけではなく他の果物も良いと思います。🥝キウイ、🍇ブドウ、🍎りんご、酸っぱい味のある果物は春と夏に開放的に働いた身体の循環を中の内臓に収める様に手伝ってくれます。これからは非活動になる様にした方が季節に合うと思います。
風邪にならない様に皆さん気をつけてください。
今日はここまでにしたいと思います。
また次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2021年9月17日 カテゴリ:医院ブログ, 養生豆知識