秋季の養生
前回の続き、秋の養生を話してみたいと思います。気温の差、風の感じ、空の高さから秋は完全に到来していると感じます。秋季の果物、「柿」は皆さんの大好物でしょう。今日は柿を紹介してみましょう。
中国の東北では冬に食べる果物があります。それが柿です。隔年柿子といいますが、柿を冷凍させて置いて年を越したら食べます。うつわに柿と水をいれて解凍したら食べますが、食感はまんじゅうのように柔らかく、甘い、干し柿や硬い柿とはまた違う美味しさです。
中医学では、柿の味は甘く、渋い、性質は寒、清熱祛燥、潤肺化痰、便秘、乾燥咳に良いとされます。今の秋季には非常に良い果物ですが、二つだけ注意する点があります。
1つ目、柿は性質が寒く、寒性の強い他の食べものと食べると腹痛、下痢などになる可能性が高いです。特に蟹、海老、牡蠣、貝類を食べたときには気をつけましょう!
2つ目は、空腹に食べないことです。渋い性質のため、胃酸と反応して結石になることも考えられます。
また、お腹が冷えて、軟便や下痢しやすい人は食べる量を気をつけましょう。
あともう少したつと冬になります。衣服はできるだけ長袖、長ズボン、長い靴下を使いましょう。これから本格的に寒くなりますから、衣食住を季節に合わせて調整しましょう!
今日はここまでにしたいと思います。
また次回を楽しみにしてください。
禹^^
日付: 2020年10月12日 カテゴリ:医院ブログ, 四季養生