養生百科【生老病死】②
生老病死【養生百科】①のつづき…
人は何事においても苦労せずに成功したいと考えます。その考えにより、社会は発展し、便利に なったと言っても言い過ぎではありません。しかし、そのような社会の下では人は怠慢に陥りや すくなります。
健康面で考えますと、人は自然の下で身体を動かし、少し不便な社会であっても、その方が良い のです。良薬は口にし苦し、生活も少し苦しい方が良いでしょう。ですから、自然に順応して生活することが正し く寿命を全うすることであると考えます。
人は夜行動物ではないので、日中に身体を動かし、夜に休むのが本来の習性です。具体的には、 早寝早起きすることを念頭においた生活が良いと思います。現代社会において、そのような生活 を送ることはそう簡単にいかないこともわかりますが、良くない流れに自分の身を任せることが ないようにしましょう。
生活習慣が乱れることにより、身心も乱れるため、その苦しみから回復できなくなる人達が非常 に増えました。残念なことにその苦しみが生活習慣の乱れに起因していると認識していない人達 が非常に多いのです。
全く同じ現代に住んでいても、生活習慣の良し悪しにより、日々健康的な生活を送ることができ る人と、日々苦しみながら生活を送る人がいます。
健康は一度崩すと体力と時期によって、回復するまでにかかる時間が異なります。ですから、良 い生活習慣を持つよう努力をし続けることにより、理想的な「生老病死」を手に入れることが可 能となるでしょう。
今までの内容をまとめますと、「生老病死」をよく理解し、把握することが大切です。人がこの 世に生まれ、この世から亡くなることを変えることはできません。コントロールできることは、 衰えるまでの時間を遅延させること、病に至るまでの時間を延長させる、もしくは陥入らないよ うにさせることです。
つまり、それを可能にするのが「良い生活習慣」を持つことなのでした。では、次回に「良い生 活習慣」とは具体的にどのようなものなのかを掲載しますので、是非、読んでください。 今日はここまでにしたいと思います。
禹^^