CONCEPT久心康について

久心康について

久心康の考え方、目指すこと

久心康は、身体の痛みと心の疲れを中心に治療をする鍼灸治療院です。

3000年近くの悠久な歴史を持つ東洋医学、その中で鍼灸治療は特に痛みの治療として重要です。痛みには、身体から生じる痛みと心から生じる痛みがあり、原因不明の痛みもあります。

そして、その原因不明の痛みに苦しんでいる方が数多くいらっしゃいます。

「心身一元論」

東洋医学には、「心身一元論」という考え方があります。身体と心は1つであり、身体の苦しみは心に影響し、心の悩みは体に影響します。身体と心はお互いに作用しあうものです。

鍼灸治療は「心身一元論」により、身体から生じる痛み、心から生じる痛みのどちらも治療できると考えています。当院では、身体と心の関連性を重要視し、身体と心の苦しみの発症原因を細かく診断した上での鍼灸治療を心掛けています。

一般的に鍼灸治療といえば、腰痛や肩凝り、膝関節痛など筋肉や身体運動に関わる痛みの治療が最も多いと思われるのではないでしょうか。

これらの痛みに対し鍼灸が有効であることはもちろんですが、それ以外にも、頭痛や腹痛、胃の痛みといった内臓に関わる痛みの症状にも、効果が同じように期待されます。

さらに、それらの痛みの原因が、ストレスや精神的・肉体的疲労など、西洋医学(投薬など)では対処しにくいものであった場合でも、鍼灸では、心身のバランスを調整することができます。

生体の自然治癒力を高めるといった側面からのアプローチで、原因そのものの改善も期待できるのです。

当院では、一般の鍼灸治療はもちろん、 特にストレスや精神による、身体の痛み、心の症状の治療の為、鍼灸治療を取り入れております。

精神の疲れは、様々な症状として私達の身体に現れます。東洋医学には、身体だけではなく、心の症状に対しての、繊細な診断と治療があるのです。
心の辛さ、身体の痛みで苦しんでいる方は、ぜひ一度鍼灸治療をお勧めします。

当院の治療方針

当院は東洋医学の根幹である「心身一元論」に注目し治療に取り組んでおります。

「心身一元論」とは、身体と⼼(脳と精神)が⼀つであり、不可分(分けられない)という意味です。

身体が病んでいれば精神も影響され、精神が病んでいれば、身体も影響され痛くなったり症状がでてきます。東洋医学では、身体と⼼がとても密接な関係にあると考えられています。古典では、身体はもちろん、⼼(精神)の治療ができるからこそ、「良医」であると⾔われるくらい、重視しています。

身体と⼼の病理⽣理に対しては、治療法が多くあります。当院では、「⼼⾝⼀元論」に対し、更に注⽬して治療に取り組んでいます。その治療を「⼼⾝の鍼」と⾔います。

当院では、治療に対してのこだわりがあります。

世の中の発展により、社会の圧⼒が大きくなることで、⼈が対応できなくなり、身体も精神も弱くなっています。

ですから、対応できる体質を作り上げることは⾮常に⼤切です。その時の症状だけではなく、普段からも⽣活に対応できる体質を作ることが当院の治療⽅針です。

当院の名前の由来

「久心康」の名前は、東洋医学の「心身一元論」から成立した名前です。

良く皆さんに久心康はどんな意味ですかと聞かれますが、そのとき私は

「久」は、ながい時間のことをいい

「心」は、人のこころをいいます

「康」は、四面八方がスムーズに通っていることを意味し

「久心康」三つの文字が合わさると、" ながい間苦しんできたあなたの心を通らせ、健康にする "との意味ですよと説明します。

… 日本ではよく"久しぶり"と言うイメージがあると思いますが、永かったと言う意味を示しています。例えば、悠久、持久、久立などがあります。

… 東洋医学では2つの意味があります。1つは形象の心臓の意味、もう1つは人の精神と感情の中心であるという意味です。心の中でも、身体の中でも、最も重要であるという意味です。

… すらすらと四面八方に通じている意味を示し、物事の流れがとても順調であることです。東洋医学では、身体と心が両方共、流れがよく、通りがよい事を、康と言います。


新たなものは時間とともに古くなり、古いものと呼ばれ変わるときに経過してきたその時間のことを「久」と言うのでしょう。

身体の傷も心の傷も時間とともに古い傷になります。その古い傷は、さまざまな不調を及ぼし、心身の恒常性(バランス)を乱すことにつながります。東洋医学では「久病」といいます。

今の社会では、仕事の場、家庭環境、人間関係などでのストレスが人の健康を乱すことが多く、痛み、うつ、不眠などに苦しんでいる方が非常に多いです。当院では身体だけではなく、心の声も良く聞いております。東洋医学の「心身一元論」(身体と心は一つであり、お互いに影響し合うため、分けられない)を治療の理念とし、患者様の身体の苦しみだけではなく、心の苦しみも一緒に診させていただいております。一人一人に対し、丁寧に全力で治療し、健康に近づくまで久心康は頑張り続けます。あなたも是非、一緒に身体だけではなく心と伴に健康である生活を行っていきましょう。    

 

「久心康」には、もう1つの隠れた意味があります。

専門用語が多い為、分かりにくいかと思いますが、共感して頂けたら幸いです。 当院の治療では温補の考え方が重要と考えており、鍼灸の「灸」という漢字は、永く火を使い温めることを表しています。灸=久+火

また、東洋医学では火の性質が心に当てはまることから、「久火」つまり永く火を使い治療することにより、「久心」つまり永く心を込めて治療することにより「康」、健康にするという意味があります。

「9種体質学」= 現代の体質学

「9種体質学」は『世界中医薬学会連合会体質医学会』の主席(理事長)である中国北京中医学大学の王琦教授が40年近く研究し、提唱した、現代の体質学です。

王琦先生は、「世の中には同じ体質を持つ人はいない、だが、同じ類型の体質の人はいる。つまり、ある特徴が似た様な人はいる。」と考え、その似た様な人達を9つに分けました。

長年の臨床研究に従事されていた王琦先生は、人はそれぞれ体質が違うが一定の特徴があり、それを研究し《9種体質学》にまとめました。

例えば、世の中に全く同様な葉は無いが、地域と気候などにより、似たような葉はある。背が高い植物の葉、低い植物の葉、乾燥地帯の植物の葉、湿地の植物の葉、それぞれ違いはあるが、地域と気候により、大きく分けることができる。

人も同じで、それぞれの体質を9種に分け、その特徴を生かし、わかりやすくしたのである。当然、同種の体質も、違いはある。だが、特徴と、性質を把握する事ができれば、水を多く必要とする植物なのか、光はどの程度必要とするのかなど、この様に、特徴と、性質のポイントを抑え、分かりやすく、管理しやすくし、分類することができる。

体質が分かれば、何をしたほうが良いのか、何をしない方が良いのかが判断できる。その人がどの方向に偏りやすいのかを判断できるため、治療方向が正確であり、どの体質かによって、なりやすい症状などもわかり、予防することができる。

 

「9種体質」は「未病治療」、いわゆる予防医学に多く使われる診断法です。

 

「9種体質」のメリット

1. 治療方向が正確であること
2. 自ら健康管理をしやすくなること
3. 「未病治療」ができること

 

現在の9種体質

中国では、「9種体質学」を「未病治療」に取りいれ、全国の各省市に、未病治療センターを設立しています。

2010年は31ヶ所、2012年は103ヶ所、現在は、さらに増加傾向にあります。目的としては、国民の健康意識と質をより一層高め、健康な社会作りをすることです。日本ではこの考えを取り入れているところはまだ少ないです。

 

体質学の古典に関して

中国では、2500年前医学書「黄帝内経」「霊枢 陰陽二十五人」、「霊枢 通天」に体質学の記載があります。

韓国では、1894年に李済馬先生が著述された「東医寿世保元」 「四象体質学」があります。
日本では、「後世派」の森道伯先生が、体質によって、漢方処方をしていました。

 

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