ACUPUNCTURE鍼灸について
ストレスと鍼灸
現代人こそ鍼灸の力を借りて健康管理が必要
現代人こそ鍼灸の力を借りて健康管理をする必要がある。
現在の社会では、人間関係の辛さや仕事のストレスから、偏食、睡眠時間が確保できないなどの様々な問題を抱えている人が多くいます。このような環境だと、当然精神は乱れやすくなります。
そのため、私は、現代人こそ鍼灸の力を借りて健康管理をする必要があるのではないかと思います。
では、ストレスとは何でしょうか。
ストレスとは、英語でstress、直訳では圧力という意味です。
しかし、医学では、恒常性の乱れとして使われています。恒常性とは、人の身体、心身、全ての生理機能がバランスよく、一番理想的な状態である健康なことを言います。
人の体は、外部から受ける影響に対応するため、常に動いています。外が寒ければ、体温を上げて体を温めます。暑ければ、体温を下げて体を冷やします。常に36°~36.8°体温を維持しながら、体内で常に動いているのです。
健康な人は、この様な外部の変化にすぐ対応し、バランスをとります。その状態を恒常性が保たれている状態といいます。一方、外部の変化にすぐ対応できず、血圧が上がったり、変な汗がでたり、頭痛がしたりするのは恒常性の乱れといい、それをストレスと言います。
精神の乱れを身体の調整により整える
人の精神も同様で、緊張したり、泣いたり、怒ったりする感情の変化により、精神が乱れるわけです。
それを普段ストレスと言うのです。身体と心(精神)は1つのものであり、お互いに影響しあうものです。ですから、精神の乱れを身体の調整により、整えることができるのです。
東洋医学では、この身体と心の関連性が深く研究され、精神の治療法が沢山あります。
鍼灸は身体だけではなく、精神の乱れも整えることができます。身体の恒常性、精神の恒常性、両方とも恒常性を保っている状態を健康と言います。鍼灸では、そのアプローチができます。